FBC福井放送にて、ケアマネジャー向けICT勉強会の模様が放映されました
介護事業所のIT活用を支援するNPO法人タダカヨ(所在地:東京都大田区、理事長:佐藤拡史)が講師派遣した、ケアマネジャー向けのICT勉強会の模様が、地元テレビ局の取材を受け、放映されました。
本勉強会は、介護現場における情報共有や連携の効率化を目指し、注目を集めているICTツール「LINEWORKS」の活用方法について学ぶことを目的として開催されました。


「お金をかけずにより良い介護へ」をVisionに掲げるNPO法人タダカヨ(所在地:東京都大田区、理事長:佐藤拡史)が、介護事業所の無料/低コストのITツール活用支援を積極的に展開している。
今回は、福井県福井市にある有料老人ホーム「あんしん村」で2025年1月9日(木)に開催された、ケアマネジャー向けのICT勉強会「LINEWORKS活用術」へ講師派遣をした。
その模様が、地元テレビ局であるFBC福井放送(以下「FBC」とする)の取材を受け、2025年1月15日(水)放映された。
今回の取材は、FBC福井放送があんしん村のコワーキングスペースに関する過去のプレスリリースに注目したことがきっかけとなった。その後、FBCからの依頼を受け、あんしん村IT支援室が中心となり、介護現場における情報共有や連携の効率化を目指したICT勉強会が企画されたという経緯がある。
あんしん村IT支援室は、介護事業所のDX推進を目的として2023年5月にIT介護支援室として設立。その後、異業種からの相談が増加したことを受け、現在の名称へと改められた。2024年8月にはコワーキングスペースを開設し、今後はシェアオフィスの開設も予定している。多くのコワーキングスペースが存在する中で、クラウドソフト「kintone」や「freee」の導入支援といったICTに特化したサポートを特徴としており、関心を集めている。
今回の勉強会のテーマに「LINEWORKS」が選ばれた背景には、個人利用で広く普及しているLINEとの親和性の高さに加え、介護事業所での導入が進んでいる現状がある。特に、ケアマネジャーは多職種や病院などとの連携において情報のハブとなる役割を担うため、「LINEWORKS」を活用することで、情報伝達の迅速化と正確性の向上が期待される。


あんしん村IT支援室にて開催されたオンライン研修会はリアルとオンラインのハイブリッド形式で開催され、現地に9名、オンラインで1名が参加。
タダカヨ講師である吉岡政明氏が大阪から、畑野充則氏が富山から参加し、福井市内のケアマネジャー事務所など、広範囲から熱心な参加者が集まった。
介護現場においては、ICT研修会が受け入れられにくい傾向や、デジタルアレルギーを感じる人も少なくない。
吉岡氏は研修の中で、「ICT化するからこそ、楽しみや喜びを見つけられるように」と現場の理解を丁寧に求め、
畑野氏は自事業所における活用事例を具体的に紹介した。
具体的な活用メリットとして、年配の女性が孫との写真のやり取りに活用する例や、高齢者施設での医師や訪問看護師らとの連携が容易になる例などを挙げ、ICT導入の意義を強調した。
研修に参加したケアマネジャーから以下のような声が寄せられた。
「ICTについて学べる貴重な機会だった」
「実際にLINEWORKSを使用している方や講師の話を聞けて大変参考になった」
NPO法人タダカヨは、全国各地での職能団体向けの同様の形式の研修コンテンツ「出張タダスク」をこれまで以上に積極的に開催しながら、引き続き介護現場のIT活用を多方面から支援していく方針である。
また、あんしん村IT支援室では、今後も毎月勉強会を開催し、地域へのICT普及を推進していく予定。