AIでケアプラン作成を効率化!「AIケアマネジメント」活用術
日々の業務に追われるケアマネジャーの皆さん、ケアプランの作成で「いつも似たような文章になってしまう」「新しい視点が欲しい」と悩むことはありませんか?
今回は、NPO法人タダスクの講座で紹介された、無料で使える「AIケアマネジメント」サイトを活用したケアプラン作成の裏技を今回は、タダカヨ講師・おハムさん(井上さん)監修のもとご紹介します。
実はこのサイト、専用の「ケアプラン作成ボタン」はありませんが、ある機能を応用することで、驚くほど多様なプランのアイデア出しが可能になるのです。
はじめに:使用するツール
今回使用するのは、タダスクのヒデデンさんが作成・無料公開している「AIケアマネジメント」のウェブページです。ChatGPT(GPTs)をベースに作られており、「AI ケアマネジメント」で検索すると上位に表示されます。
AIを活用したケアプラン作成 4つのステップ
サイト内に「要介護ケアプラン作成」という直接的なボタンはありませんが、「AI適ケア(基本ケア)」の機能を応用して作成します。
情報の準備
まずは、利用者のアセスメント情報を整理します。サイト内の「課題整理23項目への振り分け」機能などを使い、利用者の情報をテキストデータとして準備しておきましょう。詳細な情報があればあるほど、個別性の高いプランが出来上がります
⚠️重要:個人情報は入力しない! AIに入力する際は、氏名や住所などの個人情報は絶対に入力しないでください。イニシャルにするなど、個人が特定されないよう配慮が必要です。
「AI的ケア 基本ケア」を選択
サイトの下半分にある「AI 適切なケアマネジメントの手法 基本ケア」のボタンをクリックします。
入力欄に、STEP 1で準備した利用者の情報(23項目に整理された文章など)を貼り付けて送信します。
AIからの提案を確認
送信すると、AIが「適切なケアマネジメントの手法」に基づき、その利用者に必要性が高いと考えられる支援内容を5項目ピックアップしてくれます。 (例:転倒リスクの予測、継続的な受診支援、家族支援など)
AIは「なぜその支援が必要か」という理由も提示してくれるため、ケアマネジャー自身が見落としていた視点に気づくきっかけになります。
魔法のプロンプト「ケアプランを20個作って」
ここからが本番です。 AIが出した5項目の支援内容の画面の下に、続きを入力できるチャット欄があります。そこに、以下のようにお願い(プロンプト入力)をします。
「ケアプランを20個作ってください」
人間にお願いしたら怒られそうな内容ですが、AIなら文句ひとつ言わずに実行してくれます。
すると、AIは先ほどの5項目の支援内容をもとに、以下のようなアイデアを提案してくれます。
- 長期目標
- 短期目標
- 具体的なサービス内容(例:薬剤師による服薬カレンダー作成など)
AIケアプラン活用のメリット
①「いつものプラン」からの脱却
自分でゼロから考えると、どうしても使い慣れた言い回しや、いつもと同じようなプランになりがちです。AIの提案を参考にすることで、「マンネリ化」を防ぐことができます。
②質の向上と気づき
「薬剤師の介入」など、自分ではパッと思いつかない支援策が提案されることがあります。これをヒントにすることで、ケアマネジメントの質の向上につながります。
注意点:あくまで「助手」として使う
AIが作成したプランは、そのままコピー&ペーストして使えるものではありません。
- ハルシネーション(嘘)に注意: AIはもっともらしい顔をして嘘をつくことがあります(制度上存在しないサービスなど)。
- 最終調整は人間の手で: AIが出した案の中から「この目標はいいな」「この視点は使えるな」と良いとこ取りをして、自分のケアプランソフトに入力していきましょう。
最後に
AIは「何でも教えてくれる先生」であり、「文章作りが得意なライターさん」でもあります。AIに下書きやアイデア出しを任せることで、書類作成の時間を短縮し、その分、利用者さんと向き合う時間や緊急対応への余裕を生み出すことができます。
まずは「たたき台」を作ってもらう感覚で、気軽にAIケアマネジメントを試してみませんか?
文例作成にかかる時間を30分短縮できれば、その30分で利用者さんの自宅を訪問して顔を見たり、じっくり話を聞いたりすることができます。 ICTやAIは、私たちが本来やりたかった「対人援助」の時間を守るための強力な武器です。
最初は慣れないかもしれませんが、おハムさんも応援しています。まずは遊び感覚で、「このニーズ、もっと良い言い回しない?」とAIに聞いてみることから始めてみませんか?
監修
おハム 井上 彩加
Ohamu
活動地域:静岡県
サービス種別:居宅介護支援
職 種:介護支援専門員
好きなツール: canva Googleドライブ clibor ZOOM 音声入力 セル参照
保有資格:看護師 主任介護支援専門員、スマート介護士expert
◎受講生として学んだ知識を生かして、ICT初心者のみなさんと一緒に楽しく学んでいきます☺️



