【潜入取材】シニア向けオンラインライブ「コリスライブ」の魅力に迫る!懐メロプリンス・中田亮さんの「タダレク」に密着

コロナ禍の「逆隔離」を越えて——シニアの「生きがい」と「つながり」を育む
シニア世代に「楽しみ」と「つながり」を届けるオンラインコミュニケーションサービス「コリスライブ」(運営:株式会社オフィスニート)が、高齢者施設やシニアサークルで大きな注目を集めています。「これまでにない参加型・体験型のオンライン番組」として展開する。今回は、NPO法人タダカヨとコリスライブが共催する無料オンラインレクイベント「タダレクVol.71」にあやトロ・akanaが潜入取材。このイベントには、“懐メロプリンス”こと中田亮さん(コリスライブ所属)が登場。このイベントは、「コリスライブ」の代名詞とも言える「双方向型オンラインレク」の秘密と、コロナ禍という社会の揺らぎの中で生まれた切実な願いに迫ります。
コロナ禍で生まれた「つながり」への切実な願い
コリスライブという形式が誕生した背景には、社会との接点を失った高齢者の方々に、再び心が動く体験を届けたいという深い動機があったそうです。コロナ禍において、利用者さんは施設内で部屋に閉じ込められるなど、「社会との逆隔離」を受けている状態でした。この「双方向型オンラインレク」は、職場に集まれるようになったタイミングくらいから始まり、分断された社会で失われた「つながり」を一から手繰り寄せ、心を通わせる架け橋となっています。
コリスライブとは?——双方向で生まれる一体感
コリスライブは、従来の一方向的なレクリエーションとは一線を画します。Zoomを活用し、出演者だけでなく参加者の姿も画面に映し出されるため、顔を合わせて会話ができるコミュニケーション重視のスタイルが特長です。単なる配信ではなく、利用者との“対話”にこだわったインタラクティブなレクリエーションであり、「その場にいる」ような空間を超えた確かな臨場感を実現しています。
懐メロプリンス・中田亮さんの存在
今回「タダレク」に出演された中田亮さんは、コリスライブを代表するアーティストです。15歳でギターを始め、2021年からはコロナ禍で楽しみが減ったシニア層に向けてオンラインコンサートを開始。昭和歌謡を中心に500曲以上を弾き語りできる「流し」スタイルが最大の魅力です。その場でリクエストを受け付けて披露する形式が人気を呼び、現在ではSOMPOケアをはじめ、全国1,000カ所以上の施設向けに月30ステージ以上を開催されています。
その活動は、NHKや日本テレビ、フジテレビ、テレビ朝日など多くのメディアにも取り上げられています。
▶︎ 中田亮公式サイト
名前でつながる感動体験——“対話”にこだわるコリスライブの真髄
コリスライブが大切にしているのは、ただ歌や映像を届けることではありません。画面の向こうにいる“誰か”と、名前を呼び合える関係を築くことこそが、サービスの根幹にある“こだわり”です。
「〇〇施設の〇〇さん!」——名前を呼ぶという、究極の対話
中田亮さんのオンラインレクでは、施設名だけでなく、参加者一人ひとりの名前が呼ばれます。この呼びかけに、参加者は「テレビの中の人が自分に話しかけてくれているようだった」と感動を覚えます。この「名前呼び」のアプローチは、サービス開始当初から続くもので、すでに5年以上実施されています。利用者からは「名前を呼んでくださって嬉しかった」との声が絶えず、画面越しの関係を“他人事”ではなく“自分ごと”に変える、象徴的なアプローチとなっています。
名前を覚えるための、見えない努力
この「名前呼び」を可能にするのは、中田さんの驚くほどの準備と集中力です。毎回の番組前にメモリストを確認し、特にリアクションの良い方のお名前を中心に覚えています。ライブ中は歌い、踊り、さらに名前を呼び続けるという、多重タスクを成立させていることこそが、中田さんの“唯一無二の存在感”を物語っています。

会場に広がる「推し活」と心の交流
ファンが生まれるライブ空間。
中田さんのファンは年々増加し、うちわやポンポンで応援する推し活”スタイルが施設内で自然と生まれています。全国には「中田亮アンバサダー」として応援活動を行う方々も登場しており、高齢者の新たな楽しみ方として注目されています。
一人ひとりの誕生日を祝う温かさ
イベント内では、誕生日を迎える方の名前を呼んで皆でお祝いする時間も用意されています。参加者にとって特別な日を一緒に祝ってもらえることが、心の豊かさとつながりを感じる時間となっています。
コンサート後の「お見送り」も魅力
ライブ終了後は、中田さんが約30分かけて、参加者一人ひとりと対話しながらお見送り。顔出しなしでも参加可能ですが、カメラをオンにすることでより豊かな交流が楽しめるのも、コリスライブならではの魅力です。
実際の声と評価——“楽しさ”が“ケアの質向上”に
参加施設からは、以下のような声が寄せられています:
- 「入居者の目が輝いて、とても楽しんでいた」
- 「他施設の様子も見られて、一体感があった」
コリスライブは、こうした利用者のQOL(生活の質)向上だけでなく、介護従事者の生産性向上や業務効率化にもつながっており、ケア全体の質を高める取り組みとしても評価されています。
おわりに——シニアの「生きがい」を育む新しいカタチ
コリスライブが大切にしているのは、「歌を届ける」ことではなく、その歌を通して“人と人がつながる”ことです。画面越しの対話から生まれる喜び、名前を呼ばれる感動、そして皆で笑い合う時間の積み重ねが、シニアの生きがいと社会とのつながりを育んでいます。コロナ禍という社会の揺らぎを経て生まれた、こうした“心のレクリエーション”の新しいカタチに、今後ますます注目が集まるでしょう。
この感動の波は、ただ画面を見るだけでは捉えられません。名前を呼ばれる瞬間の喜び、そして皆と心が通じ合う確かな臨場感。そのすべてを、ぜひ一度、体感してみてはいかがでしょうか。
▶︎無料オンラインレク「タダレク」
https://mmky310.info/tadareku01/
▶︎全国と繋がるシニア向けオンラインコミュニケーションサービス「コリスライブ」
https://corislive.com/




