あのLINE WORKSからインカムアプリ登場!介護現場のコミュニケーションが変わるLINE WORKSラジャーとは?

2025年2月18日に提供開始したLINE WORKSラジャー。
既に約1500社に導入され、介護事業所での利用も少なくないとのことです。
本日はLINE WORKSラジャーが介護現場でどのように活用されるのかをLINE WORKSラジャー事業責任者の小田切さんに聞いてみました。

akana

本日はよろしくお願いいたします。LINE WORKSラジャーが介護現場のコミュニケーションをどのように変革できるのか、大変興味があります。

小田切さん

こちらこそ、よろしくお願いいたします。LINE WORKSラジャーは、介護をはじめとした現場が抱えるコミュニケーションの課題を解決するために生まれたサービスです。 距離や場所に縛られず、声と文字でスムーズな連携を実現します。

akana

具体的に、どのような課題を想定されているのでしょうか?

小田切さん

例えば、緊急時の応援要請がスムーズに行えない、フロアや拠点間で迅速に情報共有できない、手が離せない状況で連絡を取りたい、口頭での連絡が多く記録に残らない、などが挙げられます。

akana

LINE WORKSラジャーは、これらの課題に対してどのように役立つのでしょうか?

小田切さん

大きく5つの特徴があります。

距離に関係なく、どこでも現場同士がつながる。従来のインカムのように電波は使わず、インターネットを使います。よって、建物内はもちろん、フロアを跨いでも、異なる拠点でも、リアルタイムな会話が可能です。

誰でも使える、シンプルで分かりやすい操作画面。LINE WORKSと同じく直感的なデザインなので、特別なレクチャーなしに誰でもすぐに使いこなせます。

スマートフォンさえあれば、すぐに開始できる。従来のインカムのような専用端末は不要で、管理や設定もスマートフォン上で完結します。都度インカム端末を発注する手間や時間から解放されます。

聞き逃しても大丈夫。過去の発言を何度でも振り返り可能。指示を聞き逃しても、発言した内容は文字起こしされトークルームに残るため安心です。昨日現場で何があったかも時刻と共に簡単に確認できます。

LINE WORKSサービスとも繋がる。デスクにいるメンバーはチャットで、現場のメンバーは音声でコミュニケーションを取ることができます。

akana

すぐに現場で役に立ってくれそうな特徴ですね。LINE WORKSラジャーではどのように会話すればいいのでしょうか?

小田切さん

状況に応じて2つの会話方式を選べます。アプリから直接会話する方法と、イヤホンやヘッドセットと連携してハンズフリーで会話する方法です。イヤホン・ヘッドセットを使えば、手が離せない状況でもボタン一つで発信でき、聞き取りも可能です。

akana

介護現場では、具体的にどのような場面で活用できると考えられますか?

小田切さん

緊急時の迅速な応援要請、施設利用者の方の情報共有、電話や来訪時の各フロア・部屋への情報共有、多職種連携の円滑化、日々の業務報告の効率化、申し送り事項の確実な伝達、などが考えられます

施設型介護サービスにおけるLINE WORKSラジャー活用

akana

施設における具体的な活用事例についてお伺いできますでしょうか?例えば、緊急対応時以外での日常的な業務での活用例があれば教えてください。

小田切さん

日常的な場面では、例えば複数人での介助が必要な際の連携に役立っています。手が離せない状況で応援を呼びたい場合でも、LINE WORKSラジャーならハンズフリーで広範囲のスタッフにすぐに応援を要請できます。フロアが異なるスタッフ間の連携もスムーズになります。従来のインカムでは電波の届く範囲に限界がありましたが、LINE WORKSラジャーはインターネット環境があれば距離やフロアを意識せずに連絡を取り合えます。 具体的な例として、転倒事故などで人手が必要になった場合、「〇〇様が転倒されました、2~3名ほど応援をお願いできますか」と音声で発信すれば、手が空いている複数のスタッフにすぐに伝わります。応答も音声で可能なので、作業を中断することなく連携できます。また、申し送り事項の伝達にも活用でき、テキストで記録が残るので、後から確認することが可能です。

      【LINE WORKSラジャーの活用イメージ①】

LINE WORKSラジャーは事務作業の負担軽減にも貢献

akana

事務作業の負担が大きいのも介護現場の課題ですが、その点で改善できる想定シーンはありますか?

小田切さん

ケアマネージャーの皆様の業務効率化についてお伺いした際に、事務員の方の配置と受け持ち人数の増加についてお話がありました。事務員の方を配置することで、ケアマネージャー一人当たりの受け持ち人数が増加する一方で、実際には事務員の方の業務範囲が限定的で、十分に活用できていないという課題もあると伺いました。事務員さんの配置は、ケアマネージャーの業務負担軽減や、より多くの利用者様を支援するために重要な要素となります。しかし、事務作業の切り分けが難しく、結果的にケアマネージャーの方の負担が変わらない、あるいは事務員の方の能力を十分に活かしきれていないという現状もあると認識しております。

そこで、LINE WORKSラジャーを活用した新たな業務フローをご提案したいと考えております。具体的には、ケアマネージャーの皆様が、訪問後などに利用者様の状況や支援経過などをLINE WORKSラジャーの音声機能で記録 していただくというものです。

akana

音声で記録された情報は、その後どのように活用されるのでしょうか?

小田切さん

はい、録音された音声は、文字起こし機能(STT機能) によってテキスト化されます。このテキスト化された情報を、事務員の方がLINE WORKS上で確認し、介護ソフトなどの記録システムへ転記 していただくという流れを想定しています。

この活用方法のメリットは大きく二つあります。一つ目は、ケアマネージャーの皆様が、煩雑な記録作成業務から解放される ことです。訪問後すぐに音声で記録を残せるため、記憶が新しいうちに正確な情報を記録でき、事務所に戻ってからの事務作業時間を大幅に削減できます。

二つ目は、事務員の方の業務範囲が広がり、より積極的に業務に取り組んでいただける という点です。これまで、専門知識が必要とされる記録作成業務をケアマネージャーが行っていた場合でも、LINE WORKSラジャーのテキスト化機能を利用することで、事務員の方が記録業務の一部を担うことが可能になります。これにより、事務員の方のスキルアップにも繋がり、事業所全体の業務効率化 を促進することができます

akana

音声認識の精度はどの程度なのでしょうか?

小田切さん

LINE WORKSラジャーの音声認識機能は、日常会話レベルであれば高い精度でテキスト化できると自負しております。もちろん、専門用語などについては、後から事務員の方に修正いただくことも可能ですが、記録作成にかかる全体的な時間を大幅に短縮できる と考えています。

akana

このような活用事例は、特にどのような居宅介護支援事業所に向いていると思われますか?

小田切さん

そうですね、事務員を配置しており、ケアマネージャーの業務負担軽減や事務員の有効活用に課題を感じている事業所 様に、特におすすめできると考えております。また、一人で複数の利用者様を担当されており、効率的な情報共有や記録作成を模索されているケアマネージャーの方にも、有効にご活用いただけるのではないでしょうか。

akana

ありがとうございます。このように事務員の方と連携したLINE WORKSラジャーの活用は、ケアマネジメント業務の効率化に大きく貢献しそうですね。

小田切さん

はい、私たちは、LINE WORKSラジャーが、ケアマネージャーの皆様がより質の高いケアに集中できる環境づくり を支援できると信じております。

訪問系介護サービスにおけるLINE WORKSラジャー活用

akana

訪問介護や訪問看護といった、いわゆる「訪問系」のサービスでの活用についてはいかがでしょうか?セミナー後に、むしろ訪問系の方がニーズは高いのではないかという意見も出ました。

小田切さん

まさにその通りで、訪問系のサービスこそ、LINE WORKSラジャーの強みが活かせると考えています。一人で利用者のご自宅に訪問する際、緊急時の連絡手段としてはもちろん、ちょっとした疑問や判断に迷うことがあった場合にも、すぐに複数人に音声で相談できるのは大きな安心感に繋がるはずです。電話のように相手が不在だったり、手が離せないといった状況を避けられます。例えば、訪問中に利用者様が急な体調変化に気づいた際、すぐに事務所や他のスタッフに音声で状況を伝え、指示を仰ぐことができます。電話のように相手が出られないといった状況を避け、複数人に同時に連絡できるため、迅速な対応が可能になります。

      【LINE WORKSラジャーの活用イメージ②】

   

akana

訪問系の現場では、事業所内の連携だけでなく、多職種連携も重要になると思いますが、その点はいかがでしょうか?

小田切さん

LINE WORKSのグループトーク機能とラジャーを組み合わせることで、多職種連携もスムーズになります。例えば、訪問介護のヘルパー、居宅介護支援事業所のケアマネージャー、訪問看護師といった関係者間で、必要な情報を音声とテキストで迅速に共有できます。緊急時だけでなく、日々の情報共有や申し送りにも役立ちます。特に、訪問介護のヘルパー、居宅介護支援専門員(ケアマネージャー)、訪問看護の看護師といった3者間のコミュニケーション構成は非常に活発になると想定されます。

さいごに

akana

最後に、LINE WORKSラジャーの導入を検討している介護事業者の皆様へメッセージをお願いします。

小田切さん

LINE WORKSラジャーは、介護現場のコミュニケーションの壁を取り払い、より安心で効率的な働き方を支援します。距離に縛られない連携シンプルな操作性、そして聞き逃しのない情報共有をぜひ体験してください。まずは料金プランも様々ありますが、有償プランも1ヶ月間無償でお試しいただくことが出来ます。 ご導入やご不明な点などに関する「そうだん窓口」も用意しておりますので、お気軽にお問い合わせください。

akana

本日はありがとうございました!

「こんなサービスが欲しかった!」と思っていただけたなら、ぜひ一度、製品ページを覗いてみてください!
きっと、あなたの現場にもフィットするヒントが見つかるはずです。
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